●19990817 アルテッツァ 8SP仕様リアスピーカの調査 調査目的:リアスピーカのモゴモゴした低音は簡単に消すことが可能か? 調査メニュー 1.ノーマルの特性を測定する。 2.ウーハの線をブチ切り、特性を測定する。 3.適当なコンデンサをウーハに直列接続して、特性を測定する。 1.まず、アルテッツァ8SP仕様のリアスピーカについて、FFT解析を行った。 特性は下図である。 左端の周波数は20Hz,右端は20kHzである。 例のモゴモゴ音は70〜100Hzであろうか?
2.次に、トランクからウーハを覗くことができるので、半田鏝を使って線をブチ切ってみた。 そのときの特性はこれ。 アルテッツァのリアスピーカにはスコーカもついているため、スコーカだけが鳴る。 20〜100Hzのレベルは落ちているが、200Hz以上は大して変わらない。 ウーハへの信号は例の専用アンプのLPFで200Hz以上をカットしているのだろう。 実際の聴感: モゴモゴ感は無くなるが、音の厚みが無い。
3.次にコンデンサを直列接続してみた。 コンデンサは220μFのケミコン(2個)を直列に極性逆にしてつなげた。 実験用で短期間だから、不要な携帯電話充電器からパクったものを使用した。そのときの特性がこれ。 ウーハからは少ししか音がでていない。220μFでもこの周波数域ではインピーダンスが高すぎたようだ。 特性的にはウーハを切ったのとあまり変わらない。 実際の聴感: モゴモゴしないが、2.よりは低域の厚みがある。 手っ取り早い改造 このウーハには低域しか流れてこないから、コンデンサでなく抵抗が得策だ。 ということで、ウーハにセメント抵抗をつっこむ。 抵抗値は好みに応じて変えればよい。 ちなみにウーハのIMP.は2Ω。
私的には ウーハを駆動するアンプのLPFを変造する。 20〜50Hz付近はそのままに、70〜100Hzの音を減衰させるため、フィルタの特性を変えてやる作戦だ。 ただし、根性と暇が要るから当分は手をつけられそうもない。
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