●19991031 雰囲気制御的電灯装置鈍化作戦


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【機器トラブル】

我が家にはこんな電気スタンドがある。

 今日の主役はコイツだ。

妻のお気に入りのこの電気スタンド、嫁入り道具の一つとして持ち込まれたものである。

何やら10年ぐらい前に買ったとかで、30W位の電球が仕込まれている。

普通の電気スタンドと違う点は人間が操作しなくても勝手に点いたり消えたりすることだ。

 

 電気好きな向きにはお察しのとおり、コイツはタッチセンサーなのである。

この電気スタンドはある時、人間が触ってきたと勘違いし、電球を灯したり消したりするのだ。

端から見るとまるで何かの雰囲気で制御されているような感じである...

 

現象が発生する頻度は日に2,3回位か。

 

【バラす】

思った通りシンプルなのだが...

 左下整流ダイオード近辺は回路電源、右上はパワー素子(トライアック?)、中央の8PINのDIPは専用制御IC(TT6061A)である。

写真上の黄色の線がスタンド本体(金属部分)に接続されており、コンデンサ及びクランプ回路を

通してTT6061Aに入力されている。

TT6061Aにはパワー素子が接続されており、TT6061Aで位相制御を行っていると思われる。

早速専用制御IC(TT6061A)のデータシートをWebでゲットしようと思ったのだがマイナーな製品の為か見つけることは出来なかった。

人間タッチ信号をダイオードでクランプしていることから、ハムノイズを検出する方式であると推測できる。

そこで少しボケさせてあげてことにした。

 

【弄る】

コンデンサ直列ツッコミ

人間タッチ信号は最初に1000pFのコンデンサを通るのだが、インピーダンスを上げるため、

470pFを直列に突っ込んだ。全体容量は319pFになる。

得意の空中配線術を駆使したのだから、これでボケくれないと困る。

 

修繕後、1ヶ月ぐらいは誤動作していない。

ボカし作戦成功としよう。

 

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