●20000422 K6-2 333MHz

【もう少しがんばらせたい!】

会社にはK6-2 333MHzのマシンがある。
333MHz・・・もう少し何とかしてあげたい。

実は会社マシンの中でこのマシンが一番遅く、何とかしてあげたいと考えているのだ。
しかしながら、こいつは350MHzへのクロックアップも許さないほど耐性が低い。
(ハズレなのかも。)

K6-2 333MHzはFSB95MHz*3.5倍速で動作しているので、こいつを100*3.5=350MHzにしたいと考えている。

まあ、空冷以外の手段・・・たとえば水冷や炭酸ガス、液体窒素を使えば結構イケるのだが、仕事で使うマシンにそんな大掛かりな補機を実装するのはカネとエネルギーの無駄である。

【CPUにテコ入れ?】

そこで、アルミプレートをマイナスドライバでこじる。結構カタい。ベリベリという音が部屋に響き渡る・・・。
若干擦過傷。ダイサイズは結構小さい。


河童の実物は見たことがないのだが、多分河童よりダイサイズは小さいのではないだろうかか?
ダイサイズで大きな面積を占めるのはやはり2次キャシュってことだろう。

今となっては1GHzのCPUも世に出ているのだが、考えてみるとソイツの中では、電子が1クロックで30cmしか移動できない世界で動いているのである。ゲートの遅延時間など考慮するともっとややこしい話に・・・。

素朴な疑問なのだが、数年後、CPU周波数が2.4GHzまで上がった時、PCのケースを開けてCPUに指を近づけると指は熱せられるのだろうか?

脱線してしまった。
どうしてアルミプレートを剥がしたのかというと、ダイに直接ヒートシンクをひっつけて、放熱効果を高める為である。

【CPUダイ直付ヒートシンク作戦】

ヒートシンクは放熱効果が高いと思われる剣山型のものを千石電商にて1500円で購入した。

そしてダイに放熱用のシリコーングリスをちょこっとつけて、ヒートシンクを装着してみた。

が、な、なんとヒートシンクがZIFソケットの縁にぶつかってダイと平行に密着しないではないか!

思わぬ誤算だ・・・というかマヌケとしか言いようが無い。
仕方ないので剥がしたアルミプレートを戻すことに。ダイとアルミプレート、アルミプレートとヒートシンクとの間にはそれぞれシリコーングリスを塗布しておいた。

【350MHz駆動】

CORE電圧を2.5Vに設定し、PCのスイッチを投入する。OSはWin2000 AdvancedServer。

無事にブートが完了し、1.5日位放っておく・・・別段異常は無いようだ。

ヒートシンクの直付には失敗したが、結果的にクロックアップには成功したので、これで良いと言えば良いのだが、何だか時間を無駄に消費したような気がしてならない。

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