●20000429 ノートPC クロックアップ
【ドライバの設定修復作業】
CANON
INNOVA 3400DXII(だったっけ?)
このマシンはオーディーの兄貴のマシンである。
(P55C@150,32MB,Win98SE)
これは、兄貴が色々弄っているうちにPCMCIAドライバの設定を壊したらしく、PCMCIAカードが全部使えなくなってしまったため、オーディーが修理を承ったものである。
3時間ほど格闘の末、PCMCIAドライバの問題は修復された。
このPCには100BASE-TカードとPacketOneカードが挿入されている。
【PacketOneカードが使えない!】
しかし、PacketOneカードが依然使えない。これはカード購入当初から問題が発生していた。
セットアップのために5,6時間弄り倒したが、PacketOneカードだけは使える状態にセットアップすることは出来なかった。というか、このPacketOneカード、ダイヤリングしたり出来なかったりと、不安定な挙動を見せるのである。
試しにThinkPad600に挿入してみたが、『モデムの電源が切れている』と怒られてしまい使えない。
IDOの担当者の話によると、このカードは富士通、NECの機械では問題なく動くという。
(ということは、他メーカの機械ではテストしていないと言うことなのだろうか?)
ま、原因が分からないので、解析をIDOに依頼した。
ちなみにこのカードは東芝製だ。東芝製品というと、去年Webで話題になったが新たにココでも何やらキナ臭い。(オーディーは東芝にゆかりが有るので過激なことは言えないが、このWebを見る限り、なぜ顧客を納得させることが出来ないのかと疑問を感じてしまった)
・・・おっと。話が飛んでしまった。
【Windows Me 対応?】
クロックアップの作業に取りかかろう。
このPC、横のラッチをずらすとキーボードが開くようになっている。
内蔵バッテリの交換はキーボードを開けないと出来ないような作りだ。
キーボードを開け、目隠し用板を剥がすとこんな感じ。
左上:CPU、右上:HDD、左下:CD-ROM、右下:FDD & PCMCIAソケット
CPUはデスクトップ用のP55Cと同じである。
CPUを外してみた。
すると、ZIFソケットの真ん中に、スイッチが3つ実装されている。
左はCORE電圧、右上のオレンジ色がかったDIPスイッチは倍率設定、
右下はFSBである。少し遊んでみた。
FSB 倍率 コアクロック 状況
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60 2.5 150 ノーマル
66 2.5 166 問題なし
60 3 180 起動するも不安定
66 3 200 BIOS表示もされない
というわけで、66*2.5倍速の設定とした。
FSBも上がったことだし、若干レスポンスが良くなったような感じだ。
ろはで性能が良くなるので同機種お持ちの人は試してみて頂きたい。
(保証は無くなります。といっても古い機械なので保証は切れているだろうけど。)
これでWindows
Meでもギリギリセーフと言ったところだ。(Windows Meは 150MHz未満はサポートしない。)
しかし問題があった。かなり使い込んでいるせいか、ZIFソケットの向こう側に見えるファンがガラガラ言いながら回っている。ベアリングがヘタっているようだ。これではCPUの安定動作が危うい。しかもゴミが詰まっている。
千石電商でシコー技研製ファンが1000円で入手できたのでそれを装着する。
(シコー技研というと、Intelの石の純正ファンとして採用された会社で有名だそうだ。)
ファン本体はボルトオンなのだが、リード線は半田付けである。
かくして166MHzにクロックアップ出来たのだが、オーナには知らせないでおこうと思う。
オーナは果たして1割のクロックアップ効果に気付くのだろうか?
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