●20000918 安物CPU
【猛暑に耐えられなかったデシューツ】
私が仕事で使用するメインマシンにはデシューツの448MHzが載っていた。
こいつは石だけで11万もした高級品であった。
メインマシンとして十分なスピードを持っていたのだが、さすがに甲府盆地の猛暑には耐えられなかった様子でたまにハングする。そのため新しいCPUを導入する運びとなった。
これでデシューツはオシマイかというとそうではなく、正規のクロックに戻され、テストマシンとして余生を過ごすことになる。
【新しいCPUに食指が...】
最近、デュロンという石が登場し、600MHz品が7000〜8000円程度で売られている。
更にこの石は900MHzでも平気で回るらしいという噂を聞き、貧乏な私は早速マザーボードと石とクーラを入手した。
総額3万円程度であったが、マザーボードは石の倍の値段であった。
クロックアップの作業は特に難しいものではなかった。実際の作業手順はココに詳しく掲載されている。
噂は本当であった。大した時間も要せずにあっさりと927MHzで回ってしまった訳だ。
927MHzは少し余裕を持たせた値である。1GHzでもWin2000は起動するが重い処理を続けるとハングする。
私が買ったクーラは剣山型でコアと当たる面には銅が埋め込んである。
まあ、こちらの巨大クーラを搭載すればGHzでも空冷で常用出来るかも知れない。
ちなみに通常運用時のCPU温度は52℃である。
【ベンチマーク?】
クロックアップの次にやることと言えばベンチマークなのだが、実アプリの使用感とはかけ離れているので私はあまりベンチを気にしない向きである。
そこでVBプロジェクトのコンパイルスピードの比較してみた。コンパイルはディスクI/Oも少し含まれている。
デシューツ@448MHz FSB112MHz :168秒
デュロン@927MHz FSB205MHz(メモリクロック103MHz):108秒
CPUはクロックで倍ぐらい早く回っているのだが、コンパイル時間は約1.5倍速くなったに留まる。
やはりメモリI/O、特にレイテンシが劇的に短縮されないとコンパイルスピードは劇的には向上しないのではないだろうか?
L2の容量差も関係しているかも知れない。
このデュロン、さすがにCPU単体だとモーレツに速い。SUPER-PIの104万桁が2分37秒である。
MS-Officeなどのアプリも結構軽く感じる。コストパフォーマンスはかなり良いので推奨する。
今回、メモリクロックについてはあまり攻めていないが機会があったら報告する(かも?)
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