●20011011  ビットクロック

工作にいそしむ時間を作ることが出来た。
で、出来上がったものがこれ。
なんじゃこりゃ?

これは時計である。ビットクロックと名付けられたその時計は、2進数のマンマシンインターフェイスを持つ。
これは、デジタル時計なのだが数字で表示せずに、ビット=粒々の点灯/非点灯で表現する。
下の図をごらん頂きたい。
こんな感じ
お分かり頂けただろうか?

この時計、実用度は最悪レベルである。
何しろ、自光式デバイスを使っているにも関わらず暗いところでは、何時何分かは分からないことがある。
しかも、00:00では、全消灯となり故障したかと勘違いしてしまった。

訳が分からない?
製作者固有の心理だろうが、出来上がった基板からは何か不思議な美しさ感じる。
そのため、ケースに入れることをやめ、基板むき出しとした。
電源を入れると、赤い粒々が光輝き、微妙にちらつく。
その粒々の配列は、昔の宇宙モノ映画に出てくるコンピュータのような、意味のないランプの点滅を連想させる。

---
製作情報

パーツ:
ドットマトリクスLEDはここから、1個180円で入手した。
既に売り切れているようである。
ドットマトリクスである必要はない。バラのLED14個でもOK。
あとは16F84、32768Hzクリスタル、抵抗、タクトスイッチ、3端子レギュレータ、蛇の目基板。
電源は、使わなくなった携帯電話のACアダプタを利用した。

LEDは当然ダイナミック点灯。BCD1桁毎に切り替えて表示する。

時間のカウントはPIC内で行う。
1秒毎に割込が発生するようにプログラムし、サービスルーチンでは時間のカウント処理のみ行う。
計算式は
32768[Hz](クリスタル周波数) / 4(16F84の仕様) / 32(プリスケーラ分周比) / 256(TMR0オーバフローに要するクロック) = 1[Hz]
一方メインループでは、キー入力の検出とダイナミック点灯をさせるだけである。

実際は、4.194304MHzのクリスタルを使用した方がよいだろう。ちらつきを抑えることができる。

え?回路図とファームウェアは?・・・気が向いたらアップします

オーディーへのMail

ホーム