●  20110907 自転車のシフトケーブルを交換

【遅れるRディレイラーの謎】

先日、大雨の中自転車を漕ぎ全身ズブ濡れになって家に帰ったのですが、翌日乗ってみると、Rディレイラー(RD)の調子がものすごく変になっていることに気が付きました。
アウター側に落としても落ちなかったり、しばらく時間が経ってから落ちたりするもんだから、これじゃDelayラーじゃん???と下らんダジャレを思いついてしまいました。

とりあえずRDを掃除してみましたが改善せず、インナーケーブルをRDから外して動きを確認すると・・・かなり渋い。
Rディレイラーがバネの力で戻る際にケーブルを引っ張りますが、このインナーケーブルが渋いとRディレイラーが戻りにくくなり、その結果アウター側に落ちるのが遅くなる...ようです。

そこでシフトケーブルを交換することにしました。
シフトケーブルはシマノのXTRのやつを使っていましたが今回も同じものに交換します。

【必要なもの】
・XTRケーブルキット
・ワコーズ SL
・工具
XTRケーブルとSL


【手順】

・長さを既設のものに合わせてアウターケーブルを切ります。
・アウターケーブル内とインナーケーブルにワコーズSLを吹いておきます。

中に吹いておくスプレーに関しては、テフロンコーディングのインナーケーブルだから同じフッ素系のワコーズFSOあたりが良いのかも知れません。
その一方で、ワイヤーインジェクターを使ってスプレーグリースを吹いたこともありましたが別に問題はありませんでした。
何も吹かないで使ったことはないのですが、アウターケーブルにはナイロンチューブが入っていて自己潤滑性があり、何も吹かなくても別にかまわない?
材料に影響がなければ何を吹いても良いと、個人的にはそう思います。

・ディレイラーのケーブル止めのビスを緩め、インナーケーブルが外せるようにしておいます。
ちなみにFディレイラーでは、インナーケーブルが少し切れていました。シフトの際にケーブル締め付け箇所で折れ曲がりが発生しますのである程度仕方ありませんね。

・シフターのねじを外し、インナーケーブルを引き抜きます。
シフターとインナーケーブル

・アウターケーブルも外します。
・新しいアウターケーブルとエンドキャップを設置し、シフターからインナーケーブルを挿入します。
・ディレイラーを調整します。

【さらに調査】

インナーケーブルの動きが渋くなった理由を探るべく、ケーブルを観察してみたところ、インナーの茶色っぽいフッ素系のコーディングは剥げてしまい、ステンレスの地金がが見えていました。

このコーディングがどの程度の効果をもたらすか、インナーだけ交換してみたところ、多少は改善しましたものの、新品には程遠い...
次に、アウターケーブルのナイロンチューブはどうなってるかと、ケーブルをバラして見てみたところ、内壁に多少汚れが付いていましたが外から見た目には特段変わりません。
少なくともナイロンが摩耗してステンワイヤー同士で接触していたということはないようです。
ただ、雨の翌日から急に調子が悪くなったので、侵入した水が原因でナイロンチューブになんらかの変化が発生したのでしょう。
もしかしたらナイロンチューブの内壁が荒れて摩擦力が大きくなってしまったとか、でしょうか?

そういえば交換ネタ3連続になってしまいましたね。

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