RM-Z450のリアショックオイル交換

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まだまだ続く整備

 次はリアショックだ。これもどんな状態か分からないのだが、最低でもオイル交換はしておいた方が良い。
私の場合は、別に表彰台を狙う向きではないのでリアショックも専門業者では無く自分でやっている。
 専門業者に頼む銭があったら工具や機械を買って修理を楽しむという、そういう方向のバイク乗りだ。

リアショック(SHOWA製)

オイルを出す

 圧側、伸側のアジャスターをSOFT側に目一杯回しておく。
オイルを出す前にガスを抜く必要があるが、高圧なのでエアバルブに布を被せた上でドライバーで突く。
まぁ、何回か経験があるのだが、抜いたときの「プシュー」音を聞いた感じ、それほど圧が掛かっていなかった。容器がごついので密閉されているイメージがあるが乗っているとガスが抜けるのだろう。
 ガスを抜いたあと、プラグボルトを押し込んでストッパリングを外す。
プラグボルトを手前に引き出すため、エアバルブに空気を入れるのだが完全に手前に出てこなかったので仕方なくバイスプライヤで六角の部分を挟んで引っ張って外した。
 そして中の油をバットに空けた時の画像がこちら

黒ずんで見えますが灰色です

純正指定のオイルはSHOWAのSS-25。色は無色透明なので、かなり汚れいていると言って差し支えない。
次、ブラッダーを外して中を新油で軽く洗う。

左下の黒いのがブラッダー

オイルを入れる

 パーツの洗浄を終えたら次はオイルを入れる。
純正指定は次のSHOWA SS-25。KAWASAKIと書いてあるが中身はSS-25。
(小さくSHOWAと書いてある)
 ブラッダーを取り付け、プラグボルトの穴から注入する。

 リアショックのオイル容量は497mlの指定である。
が、これは全容量であり、今回の整備ではロッドを動かしエア抜きしながらの充填するため、少しずつ様子を見ながら行う必要がある。
最初、 プラグボルトの所から入れる量は300ml位から始めたほうが良いと思う。というのも、多く入れ過ぎてロッドを動かしたときにオイルが溢れてしまったり、ロッドが不意に速く動いて油が噴水状態になってしまったからだ。
このあたりは整備書に書いていないので気を付けたいところだ。

最後に

 プラグボルトを取り付けたら次は10mm六角のプラグボルトを取り外してそこからオイル注入&エア抜きを行う。
このプラグは結構固くしまっていて、L字型の六角レンチをパイプで延長して外そうとしたがボルト穴が変形して舐めそうになった。
インパクトを使ったら簡単に緩んだが、そもそもの締付トルクが35NmなのでL字で緩まない場合は素直にインパクトを使った方が良い。

 次はいよいよブラッダーへのガス注入だ。
小生は窒素ガスを持っていないため、代替品として空気を用いた。
整備書には「 窒素ガスが利用できない場合は、水分を含まない圧縮エアを使うこと。」と書いてあったため、空気充填の場合であっても、致命的な問題は起きないのではないかと思う。
しかし水分を含まない云々については冬場でコンプレッサーから供給すれば大凡大丈夫ではないかと踏んで11.5kgf/cm2のエアを注入した。

 ちなみに前の記事で登場したCR125Rも以前リアサスのOHを行ったとき、自転車用の空気入れで10kのエアを注入し、その後走り込んでいるが特に問題は発生していない。
このあたり、拘ると真空引きから窒素充填となるのであろうが、表彰台狙いではないので良しとする。

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