● 20190829 ターボを交換してみる(その3)【ターボを外してみる】※ここでは配管、コネクター類の外しについては割愛する。邪魔なそれらはどんどん外している。外す前は写真を撮ること。 クリップボード等を用意しておき、外した順番をメモすること。 ターボ外し作業は次の3点がポイントとなる。
0-1.馬を掛ける 0-2.LLCとオイルを抜く
タービン固定ボルト9箇所 第1触媒直後の中間パイプを接続しているしているボルト・ナット ・ようするに固着していそうなボルトナット。 2.バッテリー端子を外す 3.インタークーラーを外す 4.遮熱板を外す 5.バッテリーを外す 6.中間パイプを外す
ターボは上から抜くか?それとも下から??? なのだが、当該車は4WDで下から抜くには4WDトランスファやフランジが邪魔でタービンや第1触媒が通れるスペースは無い。 (2WDの場合はそれが無いため下から抜けるかも知れない) ちなみにエキマニは外さなくてもOK
7.オルタネータを外す
(1)オルタネーターダクトを外す
同時に出力端子とカプラーも外す。
これでサーペンタインベルトにアクセスできるようになる。
テンショナーのアイドラープーリーの中心にある14mmのナットを右に回すことにより緩めることが出来るが、想定外にトルクが必要で、緩めながらベルトを外すという態勢の関係もあって20cmのメガネレンチでは回せなかった。 そこで倍ぐらいの長さのギアレンチを買ってきて片手で緩めつつベルトを外した。 ちなみにだが、このテンショナーを緩める専用のブレーカーバーのような長い柄のハンドルがあるようで、狭い隙間で使えるように柄の部分が板材で出来ている。 それを使うとタイヤハウスのカバーを外さなくてもベルトを外せる(かも知れない)
ここで今回の作業のキモとなるテクニックが必要となる。 それはエンジンを動かすことでオルタネーターが通過できるまで隙間を広げるのである。
上げる量は1cm位。 ジャッキは必ずフロアジャッキを用いること。ボトルジャッキやパンタなどの「走らない」ジャッキを使ってはいけない。
移動させたままの状態でエンジンを固定する必要があるので、私の場合はエンジンマウントのボルトを使って固定した。
エンジンが前に移動している状態なのでそのまま上に取り出す。
9.ターボを外す
エンジンブロック後方と鉄板ステーでつながっている。
そして上部パイプのステーの固定ボルト1本、ナット1個(奥にあって分かりづらい)があるので外す。 ターボを外す前にオイルパイプIN,とOUT、水パイプINのボルトを外す。
パイプ端にホースが繋がっておりその先は4WDトランスファに接続されているのでそれを外す。 外した瞬間、トランスファーからLLCが噴水状態になるので受け皿を用意しておいたほうが良い。また、顔に掛かる可能性を考慮して保護メガネを掛け大きく息を吸い込んでから行う。
ターボとエキマニを接続しているナット4本外す。スタッドボルト毎抜ける場合もある。 これでターボは落ちるので外し切る瞬間は手で支えておく。 前に移動しているのでこの状態でターボは外に取り出すことが出来る。
触媒側に5本、エキマニ側に4本、ステー固定用(細くて短い)が1本あるのですべて外しておく。 もしダブルナットで外れないようであれば、スタッドボルトリムーバを用いて外すことになる。この場合はネジ山が潰れるので再利用不可となる。 今回は変形など問題がなかったので再利用した。 次ページ:ターボを観察・チェックMazda MPV 4WD 23T 2006年式 DBA-LY3P タービン 交換 ターボ turbo |